先日、川崎市医師会館にて、東京大学医学系研究科教授の宮崎先生によるセミナーに参加してきました。 現時点ではまだ研究段階の話ではありますが、猫の腎不全、ひいては人の医学にとっても画期的治療になりうる薬の講演でした。
川崎市医師会館
腎臓は尿を作って老廃物を体外に出したり、体内の水分量や電解質(ナトリウム、クロール、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)調整、血圧を調整するホルモンや赤血球産生を調整するホルモンを作ったりと、その役割は多岐に渡ります。
そのため腎不全では多尿や乏尿だけでなく、食欲低下、嘔吐、神経症状などの全身症状も生じます。
特に猫では腎臓の疾患は多いため、寿命を左右する一大臓器と言っても過言ではありません。
往診でも腎不全の猫の患者さんを多くみています。
専門の研究者の方々による新薬開発に期待しつつ、現時点で在宅で出来うる最善の治療を提供していきたいと思います。
腎不全を患い定期的に皮下点滴を受けるジジくん(触診中)
ホームズ動物往診所 |
新百合ヶ丘(川崎市麻生区)を中心とする往診専門の動物病院 |
診療エリア:神奈川県(川崎市横浜市相模原市など)、東京都(稲城市町田市調布市府中市狛江市多摩市世田谷区など) |